12月18日 西日本新聞の故中村医師の記事で、アフガニスタンに無職や引きこもりの
若者を受け入れ指導された件
この新聞社の記者は現地で農業支援を続ける中村医師が無職や引きこもりの若者を受け
入れていると聞いて話を伺ったとのこと。中村医師によると若者たちは、「自分探し」
などのために現地に足を運び、井戸の掘削、水路の建設の仕事を手伝ってくれたという。
貧しくて困っている人々を目の当たりにして「まるで人が変わったように生き生きと
土を掘り、石を運ぶ」 その一方で首をかしげながらこんな話も打ち明けた。
「日本に帰ると何故か輝きを失い、また前の状態に戻ってしまう人ですよ」と。
「豊かさと引き換えに、日本は何か大切なものを失っていたのではないのではだろうか」
2000年代初頭、職を求める若者たちにとって、日本は冬の時代と言えた。
◎私の印象 御多忙の中、中村医師は社会の底辺で自信を喪失していた若者たちに
国際貢献の現場のきびしい困難な環境の中で、自己のやりがい、存在価値を
戻したような印象がしてとても感動しました。
しかし、その反面就職氷河期が過ぎても、私自身NPOでmental障害者の人々の
支援活動を若干していて、中村医師のつぶやきに共感するものを感じます。
あるパ-ソナリティの女性がNPO内は温室、その反面世間の自分らへの風当たりは強い。
就職できても、健常者との交わりの困難さのことを言っていました。
世間の企業、行政機関でも、非健常者に対する差別意識が依然として強く、障害者への
差別撤廃条約を日本も批准していながら、実際は、意識改革の啓発の実践は遅れていると
狭い視野からの私見ですがそう思っています。
日進市の障害者の自立支援協議会でも、1人吃音のYさんが参加してみえましたが、
通訳付きで、もっと仲間がいないと発言も困難でした。臨床心理士の女性のMさんも
そう感じてみえました。
こんな事実からも、斎藤環先生等の提唱される「オ-プンダイアロ-グ」の導入はほど遠い
障害者支援後進国なのです。
それからついでにもう一つ、今回の中村医師のことを紹介した 西日本新聞の
「引きこもりの若者を支援する」と称してその親から数十万円を貯金から
引き出させておきながら支援活動の痕跡もない詐欺業者(引き出し屋)が 活動しているとの
警告もありましたので関係者の方々は十分ご注意ください。
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