令和元 12月7~8日 三菱電機 新入社員自殺 (朝日新聞 同日)
自殺教唆容疑 上司を書類送検
三菱電機の20代の男性新入社員が今年8月に自殺し、当時主任だった30代の上司の
教育主任が自殺教唆の疑いで神戸地検に書類送検された。労働問題に詳しい専門家に
よると、職場での暴言によるパワハラをめぐり、刑法の自殺教唆の容疑で捜査を
受けるのは極めて異例という。兵庫県警三田署が11月14日付けで書類送検した。
認否は明らかになっていない。神戸地検は、今後、刑事責任の有無を慎重に調べると。
複数の関係者によると、自殺したのは、生産管理のシステム開発などを手掛ける生産
技術センター(兵庫県尼崎市)に配属された技術系社員。8月下旬、兵庫県内の社員寮
近くの公園で自ら命を絶った。現場には、教育主任から「死ね」などと言われたことや
会社の人間関係について記したメモが残されていたという。三菱電機で2014年以降に
新入社員が自殺したり、精神障害を発症したりしたケ-スが判明するのは、これで3人目
となる。書類送検されたのは同センタ-の教育主任。この新入社員を7月ごろから
本格的に指導し、学生時代の研究テ-マについて説明する8月下旬の技術発表会に向けて
の資料の書き直しを求めるなどしていた。教育主任の区長が厳しかったことが社内
調査で明らかになっており、自殺する前に「教育主任に、死ねと言われた」と
話しているのを聞いたと、同期の複数の社員が証言しているという。三田署は9月
以降教育主任から複数回にわたって事情聴取するとともに、複数の同僚からも話を
聴いた。教育主任は社内調査には、「死ね」とは言っていないが、類似する言葉は
言ったかもいれないとの趣旨の説明をしているという。
三菱電機では社員が健康を害する労働時間が相次いでおり、14~17年にシステム
開発の技術者や研究職の男性職員5人が長時間労働が原因で相次いで労災認定された。
うち2人が過労自殺だった。だった。これとは別に通信機製作所(尼崎)に配属
された新入社員が16年11月に自殺し、上司や先輩社員によるいじめや嫌がらせが
自殺の原因だとして遺族が損害賠償を求めて17年9月に提訴。ていたこと17年末に
子会社の男性社員が過労自殺していたことも、朝日新聞の取材で先月明らかになった。
新人教育を担当する三菱電機の社員が自殺教唆の容疑で警察の捜査を受けたことは
職場のパワハラ防止策の重要性を改めて企業に突きつけた。
パワハラ規制の立法化に反対してきた経済界は意識改革を迫られる。
◎ どうして経済界はこのパワハラに反対なのか、上からの指示命令どおり上司を
使って目的達成したい願望なのでしょうか。
自分はパワハラを今回のような形で受けたことはありませんが、「極力このような
方針でお願いしたい」と上司が言ったことがあって、その極力の意味は「トップ」
から命令されたからかと問い返したことがあり、全大会の場でもきつく質問したこと
もありました。私は組合員でしたが、非組の人でも理解していた人もあったよう
でした。何か新たな改革を目指すときは、その提案理由を述べ、相手側の意見を
傾聴する大人の姿勢あればがあれば喧嘩ごしにならないと思います。
ところが上層部が頑固ものですと、部下に圧力をかけ、ゴリ押しすれば、末端で
パワハラもおこり易くなるのではと思います。また、着任してまだ間もない上司の
場合部下になめられてはいかんと気負いすぎ高圧的にてしまうこともあります。
このようなことは、外部から講師を招いて研修で各自のメンタルを磨くことが
必要かと思います。自分のこころをコントロールできない人を幹部社員にすると
意思の疎通を欠いて生産性がタウンします。
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担当:佐野(さの)
愛知県名古屋市・日進市を中心に活動する佐野カウンセリング社労士オフィスです。
当事務所では、職場や家庭などの人間関係、仕事の重圧などに起因するストレス、悩みに対するメンタルカウンセリング(認知行動療法を含む)を行っています。
また就労、解雇等労務管理上の法的クリア(コンプライアンス)や労働者のメンタルヘルス、労災事故から守る安全衛生対策などの指導、助言も行っています。
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