2018年11月9日 トラックに使用されている軽油を修理作業中に誤って吸って急性肺炎になったスリランカ人

 

  2018年11月9日 トラックに使用されている軽油を修理作業中に誤って吸って

           急性肺炎になったスリランカ人(31歳)の労災事故

  この社員の所属する事業所は長久手市の古戦場の近くにあり、社長さんがかって私が今

  関わっている日進のNPOの理事長から日本語を教わったとのことで、私に労災補償の

  申請を依頼してきました。こんな労災事故は初めてなので、いつも車検や車の傷の

  修理など依頼している長久手のN自動車の社長に聞いてみたところ、軽油のガスで

  肺が炎症を起こしたと言いましたが、スリランカの社長さんは、事故発生の状況と

  トラックのエンジン系統図を書いて丁寧に説明して頂き理解できました。

     とは言え、私は、素人ながら、事故原因が100%軽油の液体でなく、少し残存する軽油

    ガスも吸い込んだものと推測します。

  この社長も、被災した社員も建設機械関係等のエンジニアとして入国ビザをとり

  機械等の売買の物流関係の仕事をしていて、8月3日に仙台まで発電機を受け取りに

  いった帰りに、郊外のサ-ビスエリアで休憩して後出発しようとしても、エンジンが

  作動せず、社員がエンジン系統を調べてみると軽油タンクからエンジンへ通じる管

  に不純物があるのを発見し、 その箇所を切断し、その箇所をゴムの管で対処し

  軽油の流れの調整で吸ったり、吐いたりしていて、誤って吸い込んだ軽油がは肺にまで

  入ってしまって激しい咳に見舞われ肺炎になったとのことでした。

  会社はJAFに入っていても、この場合はその適用が効かず、こんなことで危険に社員を

  さらしたとのこと。もっとも、このようなことに民間事業所で対応してくれるところある

  けれど、費用が100万円を超えていて利用出来なかったそうです。

  この被災した人は翌日すぐ瀬戸の公立病院に入院し10日間治療を受けて無事回復し

  一旦帰国後再入国した後、労災の休業補償の手続きを始め、今月にはその給付金の

  支給が決定すると監督署の係り官が言いました。

  それにしても、折角日本で働いて頂いている外国の人が3kに当たる仕事で被害に合い

  または、そこではいかなくても、有害物に晒されていると、アスベストのような被害が

  後日生じてくると懸念します。ですから私のカラ-べストの家の屋根工事をして頂いた

  菊水化学の職人さんのように、一般健康診断とは別に、このスリランカの人も特殊

  健康診断の受診をお勧めします。それからこのスリランカの社長さんは自分も労災に入り

  たいと言っていました。社長も社員も包括加入できる労災特別加入のことをお伝えしました。

  この保険ですと社長の保険料は、日額6000円からはじまって自己の希望に応じた

  選択ができます。

 

 

 

 

 

 

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