6月1日~ ある女優さんに勧めたい書 加藤かずこさんへ
つい最近、新聞に彼女が熊本の甘酒できれいになったことのインタビュー記事が出ていて
とても懐かしい思いがしました。この人が高2の時、私は世界史を教えていました。
その頃の私は、パチンコから脱してかなり教科の勉強に打ち込んでいましたので
生徒を引きつけることができたと思います。例えば、社会主義者のエンゲルスの著書
イギリス産業革命期の労働者の状況(1844)は、日本の戦前の女工哀史を想起します)
ですから親たちは、「そんなところで娘を若死させるよりは、売春婦にした方がましだ。」
と言っていたことを話すと生徒は笑い出しました。
このころの大英帝国は、インドなど世界で植民地を築く、世界の工場として発展の
途上にありましたが、このような悲劇的な矛盾を抱えていました。歴史を複眼的な
視点から見ていくと結構面白いと生徒も感じてくれたのではと思っています。
彼女の授業中の態度は良く、成績も上の部類でした。その後彼女は淑徳大学に進学し
2年生のころから演劇を目指したそうです。やがて「何となくクリスタル」などに
女優として活躍し、有名になりました。つい最近の新聞の広告蘭に、60歳になった
「妖艶」な感じの写真が出ていて驚きました。記者との会見では、以下のように
語っています。「しっかりと自分の充実、キレイを大切にしたい。自分が充実して
こそ、良い仕事ができるのだから、このように(仕事のために、キレイが必要と)
順番を逆にすると良いと思いますよ」。筋の通った話ですが、私は、即座に
感じたのは、「あなたにとって充実とはどんなことですか」と問いたくなります。
かって私のカウンセリングとコ-チングを指導して頂いた光山先生は、カウンセリング
コ-チングをしているとき、自分はクライアントとどんな接し方をしているのか、
その様子を外から眺めたとき、どんな印象をもつかが大切と言われました。
(前者をアソシエイト、後者をディソシエイトと言います)
つまり、役者の場合、第三者からみてどんな演技をしているか客観視する必要ありとの
ことです。年とともに容色は衰えますが、それをカバ-する人間性(人間力)が問われ
ます。まさに「心の軸」(その役者の人生理念)が問われると考えます。
そんな時の勧めたい書としては、旧約聖書の箴言31章(ここでは、化粧、服装などで
(しんげん)
装う「麗しさ」は偽りとし、「美しさ」も空しいとしています)
もう一つのお勧めの書は水島広子先生の「本当の自信を手に入れる9つのステップ」
こちらの方が理解しやすいと思います。
何かを押し付けられるのでなく、「そんな見方もあるのか」と視野を広げて頂ければ
幸いかと思います。
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