11月12〜13日
働く理由の見つけ方 その1 粟津恭一郎先生執筆 (コ−チAより配信)
私たちは、只お金を得るために働くのでなく、その働くことに意味、理由等があれば
モチベーションは上がります。かって産業カウンセラ−の養成講座で親しくなった
岡崎信用のKがそのことについて、少し触れたことを覚えています。 「自分は、営業で
融資を必要としている顧客を開拓していた時の方が楽しかった。今の仕事は、調査部の
デスクワ−クに没頭していて、人の顔が見えてこない。以前の仕事では、融資が決まると、
客が喜んでくるので楽しかった。今回の記事も人は、何らかの理由があって仕事に
やりがいを感じることが出ています。
粟津恭一郎先生は、「仕事に情熱をもって取り組んでいますかと聞かれたら、あなたは
何と答えますか?}と問いかけ、この質問について、以下のように指摘しています。
調査会社のギャラップ社が50年に及び世界150ヵ国で行った調査によると、人の
幸福度にもっとも大きな影響を及ぼしているのは「仕事に情熱をもって取り組んでいるか
どうか」とのことです。
この調査によると、仕事の幸福度が高いと人生の幸福度は2倍になるそうです。しかし、
残念ながら「仕事に情熱をもって取り組んでいる」と答える人は、3人に1人もいない
とのこと−−−−
先日、粟津先生のエグゼクティブ・コ−チングのクライアントが自社の組織調査の設問に
「あなたは仕事に情熱をもって取り組んでいますか?の1項目を加えたところ他の
部署と比べ 突出して高いスコアになった部署か゛一つあったとのこと。そこで先生は
この組織長のAさんに 是非インタビュ−させて欲しいとお願いしたとのことでした。
▲ 情熱をもって取り組んでいる部のトップは何をしていたのか?
Aさんは、この部品メ−カ−に新卒で入社し、長く営業を経験した後、2年前に
現在の商品開発部長に就任した人とのこと。この会社では、おそらく最も若い部長で、
文系では初めてこの部署の部長になったそうです。
「仕事に情熱をもって取り組んでいる」と答えている人が多い理由を教えてほしいと
お願いするとAさんは「正確にはわからない」としつつも「他部署でやっていない
ことがあるとしたら−−−」と以下のことを教えてくれたとのこと。
「開発部には3つの課があり、いずれもモチベーション上に
課題がある職場として社内では知られていたそうで、その部長は、営業部から異動し
いきなり部長になっても、何をしたらよいか分からなかった」とのことでした。
とつろが、ある時、そこで働いている人々の殆どがお客に直接会ったことがない
ことを知ったそうでその時「その点なら、自分も手伝えると思い、営業時代に
おつきあいのあったお客を呼び、自社の商品について思うことを話してもらった
とのこと。するとみんなの顔色がパッと変わったとのことでした。
その様子を見て、これを継続しようと思ったそうです。今では月1回90分
部全員を集め、お客と直接話す時間をとっているとのこと。
「意外とお客様も喜んで来て下さいます。きびしい意見もありますが、商品を褒めて
下さることも多く、勉強になりつつ、とても盛り上がる場です。
以前はお客様の声を営業が独占していたなんて気づきませんでした。」−−−−
(まさに後述のユ−ザ−エンド、つまり利用者の気持ち、意見を取りいれて
商品開発の改善に有効な手法なのです)
Aさんの話を聞いて筆者は、以下のような論文のことを思い出しました。
ペンシルベニア大学ウォ−トン・スク−ル教授のアダム・グラント氏は
「社員とその仕事の影響を受ける人々をつなぐ」ことで社員のパフォーマンスが
向上することを明らかにしたとのことです。詳細は、その2で紹介します。
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担当:佐野(さの)
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