4月2日 夫を除く妻と子5人が発達障害 平岡家の歩み  4月2日 朝日新聞より

  4月2日 夫を除く妻と子5人が発達障害  平岡家の歩み  朝日新聞より

       「でこぼこだって大丈夫」

  ここ数年障害者の方々と関わってきて、私がいつも感じていることは、たとえ一人でも障害者がいると

  本人と他の家族との亀裂は歴然して、孤独感にさいなまれて、学校生活でも、変わり者として

  いじめられたり色んな苦境に立たされ、社会人になっても、苦悶は続き、まさに四面楚歌の中で

  つらい思いをしている人々と接してきました。でもこの平岡さん(那覇市のコピライタ−)家庭には

  そんな心境を払拭している感じがします。まずは、各自を紹介する火星人の家族の漫画と現状の

  職業、身分を拝見していて、とても発達障害者の家族の暗さなど感じません。しかし、皆さんの

  障害者として自覚と努力が実を結んだからこそという印象がします。 

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                            日進市折戸町の桜満開

              発達障害者も適切な指導、治療により、この桜のように心が開花します

 

  なぜ当たり前のことができないんだ。−。那覇市のコピ−ライター平岡禎之さん(56)はかって

  よく子供を怒鳴って叱っていたといいます。妻と4人の子どもが発達障害で、得手不得手が凸凹。

  トラブル続きの家族は、「知ること」で大きく変わりました。

  平岡さんの家では、ホワイトボ−ドに、夕飯作り、皿洗いなどと書かれた磁石のシ−トがたくさん貼られ

  一つ終える度に裏返すと、「できた!」の文字が表れる。達成感を味わえる工夫だ。極端に忘れぼく、

  集中すると寝食も忘れる。家族の特性を様々な工夫でカバ−している。

        まさか我が子が>

  我が子に発達障害のむ可ゆ能性があることを知ったのは、6年前のことだ。次男の選矢さん(19)が

  通っていた中学校から呼び出された。他人の物を間違って持ち帰ったり、団体競技でパニックを

  起こし、学校を飛び出したり。同じころ小学校教師として働き始めた長女の愛さん(32)は、うつと

  診断され、休職を余儀なくされた。そんな時、教育委員会の指導員にもらった発達障害の冊子を

  読んで禎之さんは驚いた。4人の子供全員に当てはまった。「うちを観察して書いたんじゃないかと」。

  それまで発達障害の本を読んでも、まさかわが子に関わることとは思いもしなかった。

         20数年の子育てで不可解だった場面が走馬燈のように蘇った。保育園で手を洗い続けて、

  後ろに列をつくった長女。どんなになだめても、激しく夜泣きを続けた長男。けんかの直後に

  冗談を言うなど、気持ちの切り替えが早すぎる次女。叱られてもニヤニヤする次男。

  「分かるまで正座しろ」と怒鳴り、手をあげたこともあった。「だらしない、矯正しなければとおもって

  いました。」

  だが、障害の特性で、時間の感覚がつかみずらいことや感覚が過敏なこと、思ったことを言葉や

  態度でうまく表現できないことがあると知った。「困っていたのは、私でなく、子供自身だった。」

  申し訳なさで涙が止まらず3日間寝られなかった。

   一方妻の成子さん(52)は解放感を感じていた。自身も周りと同じようにできないことに苦しんで

  きた。「例えるなら、左利きなのに、右利きのふりをして、ばれないように常に緊張している感じ。

  その違和感に名前が与えられた。」 

 

                           < ほめて生活安定 >

  夫婦で猛勉強を始めた。子供を辛抱強く観察する。失敗を責めず、気づきを促す。

  家族会議で困りごとへの対処法を考える。子供の自己肯定感を高める行動療法だ。

  挨拶したり、机に向かったりするだけで褒めた。読み書きが苦手な選矢さんは、絵でみる参考書や

  文章に定規を当てて読む方法で勉強意欲がアップ。日程管理の苦手な愛さんは、平岡さんが

  一緒に予定を立て、生活が落ち着いた。ある日妻の成子さんが言った。「私たちは、普通の人と

  ものの感じ方が全然違う火星人ね。

  て゜も堂々と生きていればいいのよ。」そして平岡さんは、2013年から「沖縄タイムズ」で4こま

  漫画とエッセイ「うちの火星人」を連載。家族を動物に例え、イラストは、絵の得意な愛さんが

  担当する。地球に適応するため、頭には透明なヘルメット。連載を通し家庭でも互いの理解が

  深まった。平岡さんは話す。「気づくのは遅かったけれど、接し方を変え、環境を整えるだけで

  子供たちが自信をつけて変わった。失敗しても、笑って乗り越えられるように一緒に考えて

  いきたいですね。」 (前田育穂記者)

  ◎私の印象 教育委員会の指導員にもらった冊子を読んで「困っていたのは、親の自分で

   なく、子供達なのだ」という平岡さんの気づき(パラダイムシフト)が夫婦の発達障害に

   ついての猛勉強、、指導方針を転換して「子供たちに非があっても責めないで

   忍耐して「気づき」を待つ姿勢。家族会議で困り事への対処法を考える。

   これらの実践により、自信を伴う自己効力感へ成長を促す道が開けます。

   「一家総躍進」です。発達障害の子供さんのいる親御さんは、とかく世間に対して

   隠そうとします。でもこの平岡夫人のように常にばれないようにしていても、どうしても息苦しい

   でしょうし、学校の集団内では、他の生徒に見抜かれてしまいます。ですからまずは、家庭内で

   この事例で参考になりそうなことを少しずつ実践して少しでも子供さんの気持ちが楽になる

   家庭環境づくりが必要と私も考えます。(日頃家庭環境の改善が良い治療効果に関係すると

   考えていますので)

   それと並行して授業後のディサ−ビスとしの特別支援学級の利用も一策かと思います。 

   その他、障害のある子供さんのいる親御さんの集会も学ぶことが色々あると思います。

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