2月4日 不登校 その2 子供の心に寄り添って (朝日新聞より)
精神科医 明橋 大二先生執筆
どんな子供だって傷つき、つかれることがある。時として不登校になる。でも一旦、心が折れ
ろうそくの火のように消えかかっても、疲れた心は、階段を上るように一歩ずつ力を回復する
ことも出来るのです。 回復に向かう子供のために親達はどんなことに気をつければいいのか
これから明橋先生の以下のアドバイスを参考にして回復されることを切望します。
筆者は回復まで以下の5段階に分けて注意点について述べています。
① 沈黙の時期
身体不調を訴えているが、学校へ行きたくない理由は言語化できない。
学校に行きなさい」と叱責するのは禁物。子供は「お腹が痛くて学校へ行きたくない」
などと 言葉でなく体の症状や行動でSOSを発信するとのことです。
親としては、本人の体と心の休め時と受容することです。
② 爆発の時期
親に甘えてみたり、イライラして怒りが爆発して暴力を振るうこともある。甘えも親の
愛情を試すとのこと。徹底して本人と付き合うことで信頼や自己肯定感に繋がる
とのことです。
( このような感情の発散を親が受容することで心が癒され、信頼関係に繋がる訳です。)
③ 言語化の時期
感情の起伏は激しいが親との会話が成立し始める。
自分で学校へ行かない理由が説明できるようになる。親は本人気持ちの受容に務め
焦らず、登校をせかすようなことは慎むとのこと。
④ 信頼の時期
一転して親と話さなくなる。初めの不登校になり出した頃と似ていても信は頼関係が
あるため本人が話したい時は、自分から話す。本人の言行を見守りながら意見を尊重し、
共に将来に向けての色々な選択肢について考え、親からもアドバイスする。
(この時期に私は、本人の状況を判断し、本人の了解を得て日記を書いてもらい
それを読んで親の感想、アドバイスを伝えることも有意義と思います}
⑤ 回復の時期
この時期こそただ休んだロスをとり返そうと焦るのでなく、カウンセラ−、担任等とも
よく話しながら、気持ちの整理をすることは大事です。でもトラウマのようなものが
心にこびりついている時は、臨床の専門家の治療も必要かと思います。
また、休んでいて何か学び得たものを将来活かしていくことも大事かと思います。
最後明橋先生のアドバイス
学校に行けなくなったのは、心が休養をとるためで、休めば必ず元気になる。学校に行か
なくても色々な道があるので、自分のぺ−スで進んで欲しい。
(今年はフリ−スク−ルが公認され、そこで単位を修得すれば卒業資格が得られる
のではないかと私は予想しています。)
水島広子先生が指摘されているように。「すべての子供は、本人にあった環境で学ぶ」
米国の例を引用して述べています。every child learns
differently
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