1月29日 甘利氏の不祥事について
今回の不祥事で辞任の挨拶を29日午前内閣府職員に対して次のようにしたとのこと。
「皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳ない」と謝罪した上で、「責任の取り方に対し、
私なりの ’”やせ我慢の美学を通させて頂いた”」と。(ヤフ−ニュ−ス)
この言葉に対して私は次の2点について強く感じました。
① 内閣府の人々にご迷惑の前に、国民に対する背信のことをどう考えているのか、
知りたい。
② 「やせ我慢の美学を通させて頂いた」の印象
これを読んでいて、本人の品格を判断する材料になると直感しました。
いやしくも、内閣府の職員を前にして、自己の違法行為を皮肉混じりの
嫌味ぽい言葉で蔽い隠す心境が読み取れました。この人も、かってブログで
紹介しました、米国の文化人類学者ル−ス・ベネディクトの「菊 と刀で述べている
日本人の精神構造に 該当する」 と直感しました。この著書で、日本人の文化は
恥の文化であって、罪の文化ではない」と。
世間様に対してこんなことをして申し訳ないであって、罪の自覚はないという
ことで゛す。
今回の甘利氏への献金でも、100万円は、自分の方で適切に処理し、300万円は秘書が
勝手に使ってしまった。(他の汚職事件でよく言い訳けで使われた逃げ口上です)
どんなに政治資金規制法が改正されようと、ばれないようにすればよいという
体質なのです。
内閣の閣僚がこのような脱法行為を平然としていて、「法の支配」の基本ル−ルを
無視しておいて、憲法改正を力説する資格はないと私は考えます。
とはいえ、社労士も、エリを正すことが問われる事件が最近愛知県の社労士会で
問題として取りあげています。今朝の新聞にも出ている通り
ある社労士のブログが問題として処分を受けました。 その事件とは、「会社に
たてつく社員をうつ病に罹患させる方法」をブログに書いて該当する企業の
歓心を買おうとするものでした。
政治家も士業も金のために、倫理を逸脱する例です。私自身もかって
そのような不正の罠にはまりそうな時がありましたが、良き先輩が注意を喚起して
くれて誘惑に陥らずにすんだことがあります。社労士の先輩S氏が忠告として
いったん違法なことに手を出すと、他の業者からも悪事を唆す
依頼が来るしうわさが広まるとのことです。
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