12月31日~2016年1月1日 星野源 「蘇る変態」について

     12月31日~2016年1月1日 星野源 「蘇る変態」について

       明けましておめでとう御座います。本年もよろしくお願いします

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                       アルストロメリアです

        ( 個人的な思いで申し訳けありませんが、星野さんの記事を読んでいると、またこんな花で

      癒されたくなりました。)

    最近 星野源さんのことを初めてTVで知って特に格別他の芸能人と比較して目新しいものは

    感じませんでしたが、少し経過して彼が「弱いが故に人は強くなれる」の一言に私は興味を

    抱き、彼の人柄に 関する色々なことを知りたくなり、その第一歩として「蘇る変態」を入手し

    通読しました。

    変態と聞くと、痴漢のような破廉恥行為をする人々をすぐ想像します。しかし、彼は、

    AV女優のこと、日頃に生じる性欲ことなど感じたままを素直というか、何かおぼこい

    感じがする人柄であえて役者の演技として変態ぶるようにも見えません。タモリが変態と

    言えば、そのけか゛あると感じますが、彼には感じられません。何となく彼には

    マザコンの感じがします。成育歴はよく分かりませんが、それが根底にあって変態と称する

    行為があると想像します。

    巷では彼のことを「サブカルチュア」の人と言ってますが、個性は強いにせよ、様々な

    パ−ソナリティが尊重されていくべき時勢なのに、そのようなラベル貼には反発したく

    なります。

    年末の紅白歌合戦の彼の歌の場面を見失いましたが、少し他で見た限りでは、巷の歌手

    と余り違った感じがしなくて退屈さを覚えそうです。

    しかし、今回の彼の著作を通しては、この人なりに「心の軸」らしいものをもっていると

    感じました。

    その根拠は、彼の生死をかけたくも膜下出血の闘病生活から自ら学びとったことにあります。

    かって私の顧問先でこのくも膜下で倒れた機械工の職人さん(当時53才)のお見舞いに

    行ったことがありますか、発見が遅れたこともあって一命はとりとめたが、植物人間に

    なっていまだに故郷で入院しているとのこと。

    星野さんは、若いから回復できたかというと、そうとは言いきれないことが分かりました。

    それには、ひとつには、主治医の医術、患者に対するメンタルケア、そして患者の精神力が

    大切なポイントなることが通読していて感じました。それと彼をとりまく人々の

    暖かいお見舞いなども彼の心の癒しになっていたようです。

    それにしても、手術当初は、なかなか回復が困難でありましたが、主治医の先生は、彼に

    動脈に管を通してカテ−テル手術の説明をし、先生から「絶対に助かります」と聞いて

    素直に「そうなるんだ」と思ったとのこと。(腹がすわった感じです)

         しかし、本人以外の人には後遺症の可能性も含めて、全快の可能性は低いと主治医が

    言っていたことを後日知ったとのことです。まさに薄氷を踏む状態だったわけです。

    でも本人としては、「あの一言、絶対に助かります」がなかったら不安に押しつぶされていた

    だろうとのことでした。この手術では苦しさに耐えきれなくて自殺もひらめいたようでした。

    1日目の手術は成功してもその後の苦闘が大変。24時間不眠、不休で痛みと神経過敏に

    耐え続けること。何と3日も続いたそうです。

    このようなとき、彼の心中は「早く死にたい。こんな拷問のような痛みはもう沢山だ」

    お見舞いに来てくれるみんなとの時間だけが救いだった。みんなが帰った後、一人、

    「行かないでくれ」と声を殺して泣いた。 (それても)体が生きようとしている。-----

        死ぬことよりも、生きようとすることの方が圧倒的に苦しいんだ。生きるということ自体が

   苦痛と苦悩にまみれた「けもの道」を強制的に歩く行為なのだ。だから死は、一生懸命に

   生きた人に与えられる「ごほうび」なんじゃないか。そのタイミングは他人でなく自分で

   きめるべきだ。------

       俺は最後の最後まであがいて、あがききって最高の気分でエンドロ-ルを観てやる。

       (ここの箇所の言葉に上記の弱いが故に強くなれる彼の人間力が秘められていると痛感しました)

       なお二度目の試練については、この方が断然過酷とのことでした。

   別のK主治医は、オペの困難さを説明しながらも、患者の気を楽にさせたい気持ちからか、

   脱線して患者の性器をみればどれほど脳が生きているかかわかる」そんなリラックス

   させる先生。

   最後にこの手術のリスクを話され、「でも私は治しますから」 「何かあっても諦めません。

   見捨てたりはしません。だから一緒に頑張りましょう。」すごいエンパワ-メント

   (患者を勇気づける)

      こんなこと言われれば星野さんも更なる頑張りを発揮します。それは、次の言葉から

   よく分かります。

   k先生の診察を終えた時、「この人なら殺されてもいいな」と思った。この先生ならどんな結果

   になっても後悔しないだろう。沢山笑わせてくれて、まっすぐ目をみて「治す」といって

   くれた人を信じないで誰を信じるのか。心狭き自分は、昔から本当に信じれる人はいないと

   思っていたが、心から人を信じるということは、その相手の失敗をも受け入れられれば

   可能なのだ。医師との信頼関係を築けると患者の恐れ不安を和らげ、治ろうとする気力を

   強めることができます。

   私自身すでにブログに書いていますように、心身症で体のあちこちが痛くて、大変不安な時、

   ある先生が「あなたの言っていることはわかるよ」この一言が契機で癒されたことがあります。

 

    ◎この記事の締め括りのコメント

    変態のことは茶の間の雑談にすればよいとして、上記の闘病に関する手記は、色んな

    ハンディを抱えながら様々な苦難に直面して苦悶している人々に対して貴重な教材を提供して

    いると痛感しました。ステ-ジで頑張っている星野さんの実情から想像できなかったことを

    実にリアルに正直に生死にかける極限状態の星野源さんの赤裸な人間像を書いて頂いて

    とても感謝しています。年齢に関係なく、いつか私たちは死と直面するときが来ます。

    その時になって慌てるのでなく、それまでに何を大切にして生きるのか、

    自分のハンディとどう向き合うのか日頃の備えについて、日々の節目に考えておくべきと

    痛感しました。    

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