9月9日 発達症障害 向き合い方は 9月7日 朝日新聞より
子育てに悩む保護者にNPOが講習
発達障害を支援する名古屋市西区のNPO法人が、子育てに悩む保護者等の
ための講習を全国に広げる取組を続けている。子供の行動を褒めることで
成功体験を重視し、子供と前向きに向き合う好環境を生み出す試みだ。
この記事の編集者は、発達障害の説明で、対人関係で障害のある自閉症
スペクトラムや読み書き、計算など特定分野で問題のある学習障害、
落ち着きのない注意欠陥多動性障害 (ADHD)などの総称とし、生まれながら
脳の機能障害が原因とされるとし、自閉症スペクトラム障害(ASD)には、
自閉症のほか広汎性発達障害(広い範囲にわたる心理的発達のおくれ在る者)
アスベルガ−症候群などが含まれるとしています。
上記の説明で少し疑問をを感じています。
すでに紹介しました精神科医の先生のなかには、遺伝的原因がすべてでなく
家庭、それ以外の環境次第では好転していくもの、なかには診察した後の何年か
経過後診察してみると「どうみても、発達障害ではない」との専門誌の
こころの科学等に出ていますので、家庭、外部の環境などで好転する
ことあり、私もそう思っています。
この例として、7月4〜5日の発達論視点からみた自閉症スペクトラムその3
滝川先生執筆の記事にも出ています。
次に紹介しますのは、中京大の辻井正次教授が指導する母親が学ぶ
講習会の例です。
<行動でとらえ努力ほめる>
ここでは家庭での子供の療育の基本的な留意点についての指導の一例が
出ています。
「家庭で気づいたことをどんどん挙げて」。名古屋市の会議室。臨床発達心理学
の辻井先生の問いかけに、母親等が二人一組になり、子供との日常で気づいた
点をメモする。先生が代表のNPO法人「アスぺ・エルデの会」が主催する講習
「ペアレントプログラム」だ。
この日は13人が参加。困りごとばかりこぼす参加者も、子供との向き合い方を
教わり、実践するうちに前向きになる。
5歳の男の子の母親(45)は「本人なりに努力していることが分かったし、頭の
なかが整理できて感情をコントロ−ルできるようになりました」と話した。
変化を導くポイントは「行動でとらえること」。「だらしない」という代わりに
「服を脱ぎっぱなしにする」などと、行動の問題点を子供に理解しやすくする。
そしてほめること。(ここでは、「だらしない」という言い方は、人格否定になります
ので、何がいけないのか、本人の改善すべきことを促しています)
子供にとって苦手なことでも、努力することをほめ、
(母としてもうれしい気持ちを伝えることもよろしいかと感じます。)
「次もできる」というきもちにさせる。成功体験を重ねることで、気持ちを落ち着かせ
次のステップへの意欲を持たせる効果があるという。
(そのように成功体験が進む時、ごほうびとして、母子で何かおいしいものを
飲食して喜びを共有し合うことも、モチベーションアップになるかと思います)
ここのかっこ書きは、CBT(認知行動療法)の私の発想から追加しました。
なお、辻井先生は、昨年日進市の障害者自立支援協議会の企画した
ペアレントプログラム講習会の講師として指導されています。
<全国レベルの活動に>
上記のアスぺ・エルデの会が考案した「ペアレントプログラム」は
苦手なことを叱って無理にやらるのでなく、、努力している行動をほめるこで
子供の良いところを認めるという「認知の切り替え」が目的だ。
孤立しがちな母親らが同じ悩みを抱えている仲間と相談し合える環境にも
なる。厚労省などからの補助も受け、県内だけでなく、避難生活などで
子育て困難な福島県など東日本大震災の被災地でも実施した。
今は静岡、鳥取、鹿児島むなど全国レベルの活動となっている。
発達障害が理解されず、虐待を受けていた子供を預かる里親も対象として
いる。 「子育てに悩む保護者の抑うつ症状の程度か゛軽くなる効果も
みられた。このプログラムならば、どこでも利用できる」と辻井先生の言。
問い合わせは同会のHP http://www.as−japan.jp/の
セミナー申し込みサイトで。
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担当:佐野(さの)
愛知県名古屋市・日進市を中心に活動する佐野カウンセリング社労士オフィスです。
当事務所では、職場や家庭などの人間関係、仕事の重圧などに起因するストレス、悩みに対するメンタルカウンセリング(認知行動療法を含む)を行っています。
また就労、解雇等労務管理上の法的クリア(コンプライアンス)や労働者のメンタルヘルス、労災事故から守る安全衛生対策などの指導、助言も行っています。
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