エゾスズラン
<CBT(認知行動療法)の特色>
1 CBTで私が注目した事項
(1) エビデンス
実験、観察に基づく科学的根拠を
基 礎にしています。このことは
CBTに関する記事の冒頭でもお伝えしたとおりです。
例えば不安神経症の人の恐れの程度が治療でどう好転するか
数値化し、行動を観察することで実証できます。(行動療法のばくろ法)
また、CBTには、薬物療法と同等の効果があるとされ、さらに
効果の持続時間では、薬物より長いと認められています。米英では、
うつ病と不安障害の治療ガイドラインでCBTを第一選択としています。
(2) インフォ-ムドコンセント
先月のカウンセラ-のブログであるクリニックに付き添った体験を
述べました。ここでは、伊藤絵美先生(ベック氏の理論に造詣の
深いCBTの権威者の一人)のワ-クショップのテキストより引用します。
患者との初期面接で、今後のセッションの進め方、その手法を
説明して治療契約することから始まり、患者から色々な情報を収集
して何が問題かを明らかにします。その上で治療についての患者の
期待を聞き、セッョションで対応できる事と、出ないことを明らかにして
おくとのことです。 患者への配慮がなされ、安心して受診でき
ます。
(3) CBTのカウンセリングと来談者中心療法
両者は、補完的な関係にありますが、まずは、暖かい傾聴により
患者を受容し、共感することで良好な信頼関係を築かないと
CBTは通用しません。 健常者とは異なった細やかな心遣いが
出来ないと、信頼関係は築けません。 それを土台にして双方向の
対話をしながら患者の抱える問題を共有して具体的解決策を共に
考えていく方法をとります。事例を検討してみますと、あるプロコ-チの
指摘のようにコ-チングに近い手法が使われています。
バイカウツギ
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担当:佐野(さの)
愛知県名古屋市・日進市を中心に活動する佐野カウンセリング社労士オフィスです。
当事務所では、職場や家庭などの人間関係、仕事の重圧などに起因するストレス、悩みに対するメンタルカウンセリング(認知行動療法を含む)を行っています。
また就労、解雇等労務管理上の法的クリア(コンプライアンス)や労働者のメンタルヘルス、労災事故から守る安全衛生対策などの指導、助言も行っています。
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