私がメンタルのことで強い関心を抱くにいたった契機は、三つあります。
一番目は、ある普通科高校の教員をしていた時、2年間で3名の生徒が自殺した頃。その
一人を2年生の時、倫社を教えていました。彼女は、登校拒否ぎみでしたが、私の授業
には出席していて、ある時宿題として全員に課題を提出させました。
その時の内容は、「人を信じてはいけない。優しそうな顔をしていても、後で悲しい思いがする。」
と人間不信の気持が出ていましたが、授業を通して気持ちが和らいでることも書いて
ありました。 その後かなり欠席した後出てきた彼女にあった時、
うかつにも「元気そうね。一度私と話してみない」と言っ たら 即座に拒否
され、その少し後自殺しました。
いま自分がこんなに苦しんでいるのに、分かってくれないという心境だったと推測します。
悔しさ、悲しさ、情けなさ、こちらも痛手を受けました。
しかし、メンタルのスペシャリストを目指す者は、失敗も貴重なリソ−ス(資源)として
乗り越えていかねばならないと肝に銘じています。
二番目の契機は、別の普通科高校で教科主任をしていた時、同僚がうつ病になった時
でした。 この頃は、まだうつ病の知識が乏しくて家庭訪問しても、本人、奥さんに
何を言ったらよいか戸惑っていました。 しかし、奥さんが腹の座った人 で、決して
焦る事もなく、白昼人目も気にせずキャッチボ−ルをするとのこと。 その時私は、いい感触
をつかみました。的中して彼は3年で復職しました。 CBTの最近の学びでも、『 うつの人は
頭の中で色々考えるから、頭を軽くするための活動がよい」との専門家の指摘が当たって
いると思いました。 (CBT=認知行動療法)
もう一つの契機は、社労士になってから顧問先で連年にわたりうつになった社員が出ました。
これを契機に産業カウンセラ−の研修を受けるようになりました。
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担当:佐野(さの)
愛知県名古屋市・日進市を中心に活動する佐野カウンセリング社労士オフィスです。
当事務所では、職場や家庭などの人間関係、仕事の重圧などに起因するストレス、悩みに対するメンタルカウンセリング(認知行動療法を含む)を行っています。
また就労、解雇等労務管理上の法的クリア(コンプライアンス)や労働者のメンタルヘルス、労災事故から守る安全衛生対策などの指導、助言も行っています。
安心して気持ちよく働ける快適な職場環境づくりのサポ-トこそ私の使命です。お気軽にお問い合わせ下さい。
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