3月29日認知症の接し方 続1

      3月29日 認知症の接し方 続1

      2 認知症の人を理解するために一番大切なこと

  ▲認知症初期の患者本人の特色

  この時期は本人も異変が起きていることに気づいていると考えられるとのことです。

  「不安で孤独だ」自分にとって何か゛起き、この先どうなるか不安。

  「情けない、屈辱だ」なんでこんなことできないのか、バカにされた。

   以前はできたのにという(怒り、悔しさ等)

       「迷惑をかけている。役立たない」」かってできたことができない故に申し訳ないと共に

   悔しい気持ち

   ▲ 筆者のコメント

   認知症は、記憶、計算など誰もが理解しやすい認知機能のみでなく、自分の状態を把握する

   能力や、行動を監視する能力が低下しています。そのため周囲が困惑するような言動が

   増え、人間関係が悪化することがあるとのこと。この自分の状態を把握できないことが

   認知症の本質であり、そこを理解しないと正しく接したり、適切なケアができないと。

   以上のことを正しく理解していないと「何度言ったら分かる」「どうしてそんなことを

   するの」など本人を傷つけたり、怒鳴ったりしがちです。

   しかし、本人は病気の自覚(病識)がないためがないため、けんかになったり、本人を追い

   詰めてしまうだけの悪循環に陥るとのことです。場合によっては、それによって心理

   状態をひどくさせ、認知症状が悪化するとの忠告をされています。

   以上の悪循環をさけるためにには、責めるのではなく、褒めることも大事であると。

   3  認知症を隠していると症状が悪化していくのに、ちゃんと理由があった

   世間の認知症に対する誤解や偏見、本人の粗暴、徘徊して行方不明、万引き等。

   それらに対しては適切なケアで軽減できるとのことです。

   しかし、誤解、偏見が家族にあると、それを家族が隠そうとして外に出さないように

   したり、近所との付き合いを断ったりすると、人と接することが減って、刺激が乏しく

   なると認知症は進行し、さらに患者を外に出さないことになって悪循環に

   陥ってしまうとのことです。だから、認知症になっても、外へださないことはやめて、

   散歩や買い物に連れ出してくださいとの筆者の勧めです。

   4   急がせる、強制する叱る---------患者さんにしていけないこと

   認知症になれば記憶力や認知能力は衰えていきますが、残された能力も少なくないと。

   認知能力は衰えていっても古い記憶はのこっていて、感情に豊(デイサービスなどで

   音楽、ア−ト、料理、料理など個性、特技など発揮する人もいる)

        次に認知症本人に対してどのように接したらよいかについての筆者の勧め

   〇 できないことを責めず、できることを褒める。

   〇 笑顔で気持よくなることを増やす (本人の関心事、好きなこと、特技など)

        〇 なるべくポジティブな会話、声掛け 上記のことも含めて

   〇 一寸したことでも役割担当してもらうこと

   〇 失敗しないように支援する

   〇 本人の希望やぺ-ス、習慣などを大切にする。

       以上のことは、たとえ認知症と言えど、まだ本人に残存している潜在能力を

   活かす機会を支援ことの大切さを痛感します。

   ディサ-ビスにきて、いつも自分をお世話して下さるstaffのAさん等の顔を見ただけで

   ほっとする「いやし」はとても大事です。教師と生徒との関係、会社の人間関係でも同様

   です。かってテレビで、阪神の今岡内野手が当時監督の星野仙一氏の顔を見ただけで

   ホットする。」こんな人間関係は心身にハンディのある人々にとってこころにハリが

   出てきます。

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また就労、解雇等労務管理上の法的クリア(コンプライアンス)や労働者のメンタルヘルス、労災事故から守る安全衛生対策などの指導、助言も行っています。

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