令和2・2月11~ 変わり始めた精神医療 オ-プンダイアロ-グの可能性 fd@/q

         令和2 2月11~      変わり始めた精神医療 オ-プンダイアロ-グの可能性

     令和元 6月11日 ヤフ-記者取材による資料入手

   今精神医療の現場で「オ-プンダイアロ-グ」が注目を集めています。フィンランド

   発祥のこの治療法は、患者と医師等の医療の専門家、本人の家族、知人、友人等も加わり

   対話を行っていきます。入院や薬による治療では得られなかった変化も見られる

   などその可能性に大きな期待が寄せられています。この方法の注目点の特色は以下の

   3点です。

   (a)  対話を重視するオ-プンダイアロ-グ。

   (b)   対話の"普通さ"が問題を解決に導く。

   (c)  人と人の対話がもたらす効果

   まず(a)について 

   オ-プンダイアロ-グ(OD)を実践している千葉県のクリニックの部屋では、ソファーと

   柔らかい雰囲気のある椅子が並べられ、医療者と患者が向き合う従来のような堅苦しい

   雰囲気でなく、まるで家庭のリビングのようとのことです。このクリニックで診療を

   行っている精神科医斎藤環先生はODのネットワ-クジャパン共同代表を務めています。

        このODと従来の日本の医療とはどのような違いがあるのか、ヤフ-記者が斎藤先生に

   インタビューしたとのこと。以下に先生からの説明があります。

   「非常に大きな違いがありますが、まず何と言ってもお薬とか入院はできるだけしないで

    対話を中心に治療を進めていくというところが挙げられると思います。

    それからもう一つは、患者さんが安心感と安全保障感をできるだけ強く感じられる

    ような雰囲気をつくること。この部屋もそのつもりでレイアウトされています。

    くつろいで安心できる空間でこそ良い治療ができるという発想も従来乏しかったと

    私は思いますのでオ-プンダイアロ-グ独特のものと言っていいんじゃないかと

    思います」と。従来の医療と比べて医師と患者の関係は限りなく対等に近づいて

    来ていて、フラットな関係でやるというのが原則になっています」

          (b) について   対話の普通さが問題を解決に導く

    斎藤環先生がいうこの「普通さ」とは、自然体で患者が医師をはじめとする関係者に

    対して患者が「構えてしまうことなく」、ありのままの自分で接していくことと

    感じます。このスタンスこそ対話が円滑に進み双方とも新たな気づき」がえられると

    思います。すでに私がこのような事と関係がある記事で、あるNPOで偶然顔があったとき

    一度も対話したことがなくても、わたしのことを仲間から聞いているらしく、

   あるクリニックで臨床心理士に質問されて「心にぐさっときた」といいました。

   何か厚かましそうな女子ですが、それと裏腹に意外と「かわいい」感じがしました。

   この女子も状況次第では、自然体になれば対話は進むと感じます。

          実際にこのODによる治療がどのように行われていくか、その実例が都内のある

   クリニックの様子が出てきます。このレポートは以下のとおりです。

   主人公のKさん(20歳)  統合失調症型障害と診断されている人

   10歳代のころから外出すると周囲に見られているように感じ、家にこもらざるを得ない

   ことに苦しんでいた。

   この日担当医は森川医師

   参加したのは、Kさんと母親、医師、看護士、心理士、家族、トラウマセラピスト等の

   5人の専門職、このようなチ-ムで対話が進む。

   森川医師 「今日この場において話したいなと思ったことってありますか?」

        Kさん 「例えば今日大丈夫なんですけれど、家とかで母親と一寸言い合いになっちゃったり

       、そういうのがあっては」

   大切にされるのは、患者が今話したいことを尊重すること。通常の診察とは違い、診断名

   に関わる症状以外のことも時間かけて聞いていく。本人だけでなく家族の声にも平等に

   耳を傾ける。

   森川医師「お母さまは今日特に何か話したかったなぁって(ことは)」

   母 「私か゛一寸仕事に出かけようと思ったときでして」

   Kさん 「今日俺1日何も予定がない。どうしよう」

   母「でそれを私に言ってきて。ただその話をしていると喧嘩になっちゃうんですよ」

        森川医師「言い争いになっちゃうことについて、ただ聞いているだけでも、聞かず

       ぼんやりして頂いてもいいので、一寸5人で話してみてもいいですか?」

       医師や専門職の参加者が体の体の向きを変えて話し始めました。

       通常患者の前では行わない専門職同志の意見交換を目の前で行う

       リフレクティングという手法でした。

   看護士「私が思ったのが何回でもそうやってけんかして、やり直してっていうのが

       何かそう思える安心感っていうか、何か安心してケンカできたら、いいのか

        なっていうのは思った」

   森川医師「安心してケンカする?」 

   家族療法、トラウマセラピスト 「この10年間にがどうだったのかお二人の関係性が

        がどうだったのかなんて思って。それがここまでケンカしても今日仲良く

        いらっしゃっているというふうに回復してきたっていう関係性が私は

        すごく信頼性があるなって思いました。だからケンカしているって

        おしゃってるけれど、その質っていうのが大部ちがうんじゃないかって思った

        んですよね」  

    森川医師「今話したいことってありますか?」   

    Kさん「周りが見ている、感じることを聞くとやっぱり自分で新たに「あっそうだった 

       なあ」と思うこともあって。前に比べたら本当によくなっているのはよくなって

       いるので」

    母「そうなんですよ。忘れちゃんですけれどね、結構その大変だった時期って(あって)。

      でもやっぱりもい返すと本当に遠慮して、遠慮して、もう怒らせないように

      怒らせないようにしてましたので、普通の病院の診察で先生1人と親子の3人で

      話しますと、絶対私の本音も言えないですし、最近こうしたこういう状態ですって

      いうと、先生が「ああそう、じゃあ薬どうする?」って。「それで終わりなので」

    こうして対話を繰り返す中で、親子の関係は少しずつ改善してきました。

    現在ODの実践が始まったが日本で、治療の有効性を裏付けるデ-タf集まっていませんが

    2年まえから治療を受け始めたKさんは、一人で外出する機会が増えてきたとのこと。

    薬の量も減っているなどODを受けのの始めてからの変化を実感しているとのことです。

    本人の気持ちが前向きになり、最近では自動車の教習所に通い始めたとのことです。

    私の感じたこと 今回の統合失調症のKさんの親子関係の対話の質の向上、

    外出ができるどころか自動車の教習所に通い始めるまで進んでいるとからして

    ODの対話療法の効果が発揮されているのを知って感銘を受けました。

    自分の浅学と経験不足からODの導入の困難さに触れて書いたことを反省します。

    今回のKさんと同じ症状のFさんが私の家でパスタ料理にトライしにやってきますので

    その時にこのODのことも話してみたくなりました。

    この先彼にとってOAへ進むことを念願して止みません、私自身も更なる研鑽に

    磨きをかけたいと切望します。 

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