10月28日 一宮のイタリア料理訪問記
10月28日 一宮のイタリア料理訪問記
8月26日の朝日新聞の記事で一宮のイタリア料理店ナチュラルビュッフェ・ユコウネの
訪問したくなり、時間をやりくりして、先週金曜日に訪問しました。
最初は、てっきり半月ほど新来社員の研修をして現場で徐々に仕事をさせつつ
ここの店員として育成すると思っていましたか゛、店長越野さんは、店の手伝いをして
もらいながら、半月間は、就業後1時間研修の時間とし、当初の本人たちの長所、短所を
念頭にいれて、自ら反省させて本音を傾聴しつつ、どんなちょっとした良い点も
ほめるとのこと。ニ-ト、引きこもりの人々が相手ですので、まずは、定刻に3日ほど
続けて来れたことなどからほめると店長は話しました。このような生活のリズムを
つくるようなことから指導していることから、店長の細やかな気配りが分かりました。
さらに日報を書いてもらうことも話して頂きました。
ともかく、目先のわが社のニ−ズに間に合う社員育成でなく、まずは社会人としてある
程度の枠組みの中で働きながら自分のありのままの実態を直視しつつ、短所ばかりに
とらわれず、長所、適性を活かした将来の自分の在り方を考える機会にして欲しい
とのこと。(自己の将来のbeing、doingについて) この店に留まるとか、同業種へ
進まずとも、自分が思う道へ進む過程の一里塚として今の務めを考えてくれればよい、
そんな店長のおおらかな思いを私は感じ取れました。
現在企業の障害者の雇用率も法定雇用率のこともあって確かに上昇しています。
しかし、一年後も留まっているのは、おおよそ半数。企業の枠組みに押し込むことで
障害者は息苦しさを感じています。わが社に就職したら、当社の服務規律に従って
もらわないと困るといった、せっかちにならず、ここの店長さんのような
もう少しおおらかな目線で見ていくと、もっと留まる氣がします。