2017年 3月15日 パナソニックを書類送検
違法長時間労働の疑い/労基署 労働情報メ−ルマガ゛より
労務管理上の対応
パナソニックが社員に労使協定の上限を超える長時間労働をさせたとして富山県の砺波市
労働基準監督署は、15日労働基準法違反容疑で法人としての同社と労務管理をしていた
幹部二人を富山県高岡支部に書類送検した。その市の同社で働いていた40代の男性に
上限を超える残業をさせた疑い。男性は、昨年6月に死亡し、同労基署は、2月、長時間
労働が原因だったとして労災を認定した。社内の調査によると、死亡直前の時間外労働は
月100時間以上だった。 時事通信 2017年 3月15日
この先どのような訴訟判決になるか、まずは労災認定になるでしょうが、
死亡に至る経過が問題です。たとえ100時間未満の時間外労働であっても、3月10日の
トヨタ関連社員の事案では、時間外労働85時間で労災認定になっているその経過を
裁判長は、注目しています。その社員が睡眠不足が続く中、企業側の安全配慮義務の
欠如の結果心肺停止になったと裁判長は判断したと、私は推測しました。
要するに、安全配慮義務の実態をどのようなレベルで会社は把握していたのか、そこを
みていると直感しました。