12月5日 「良い質問」をする技術 その4

   12月5日  「良い質問」をする技術 その4

 

      <質問は内在化する>

   筆者はが特に重要と考える、一つの質問の性質として、「質問は、人の中に内在化する」と指摘

   しています。質問には、「人の心を強く捉え」「指示・命令よりも人の心にすっと入り」

   「ひらめきと自発的行動を促す」という性質があり、そのため質問は、他のどんな言葉よりも

   人の心に留まり易いとのことです。特にそれが「答えのない質問」である時は、内在化の力は

   とても大きなものになるとのこと。(他からの質問でなくても、何か興味を抱いて自ら疑問を

   抱いた時も同様のことが言えると思います。その1の自閉症スペクトラムの青年が描いてくれた

   花が全くないひまわり畑の描画がその例です。)

     筆者の中にも「エグゼクティブコ−チとは何か」すぐれたエグゼクティブコ−チとは

   どういう人間か?」といった質問が内在化しているとのこと。内在化した質問は、人間を

   一つの方向へ向かわせ続ける、強力なエンジンとなるとのことです。

   但し、通常のコ−チングと私のいう障害者のようなメンタルことは、次元が異なりますので

   同一視するとずれが生じることがありますが、この箇所の一つの方向に向かわせる強力な

   エンジンと述べていることは、私の例にも当てはまります。

    しかし、「内在化した質問」は、必ずしも「良い質問」」であると限らないとのこと。

   或は「良い質問」であり続けるとも限らないとのこと。その3で筆者が指摘したように、

   質問は、人の意識を固定化し、組織の文化を決める力があります。人間の日々の行動を

   決めるのも、その人の中の質問によるとのこと。もし、当人が手に入れたいものに

   結びつかない質問が内在化し続けたら欲しいものは、いつまでも入手できません

   筆者のようなエグゼクティブコ−チの仕事は、クライアントの中で内在化して質問と

   向き合い、それをクライアントにとってより価値の高いものにすること、とも言えるとの

   ことです。

   実際に筆者が何回ものコ−チング・セッションで行っているのは、

   ● クライアントに内在化した質問に気づいてもらい

   ● 内在化していない質問を投げかけ

   ● クライアントの中に、新たにより高い質問を内在化させる。

   これら3つの事項は、カウンセリングにも応用できる大切なご指摘と直感しました。

   またこのような内容の研修は、社内研修にとってとても役立つ学びになると痛感しました。

 

 

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