10月23日 判例命令 関電課長が過労自殺 高浜原発の審査対応
10月23日 判例命令 関電課長が過労自殺 高浜原発の審査対応
労働情報 メ−ルマガジンより
関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転延長に向け、原子力規制委員会の審査
対応に当たっていた関電の40代の男性課長が4月に自殺し、敦賀労働基準監督署が
労災認定していたことが20日、関係者の取材で分かった。残業は月200時間に上り、過労で
自殺したとみられる。
関係者によると男性は設備や機器の詳細設計を示した「工事計画」の審査を担当。
今年1月から労働時間が増え、2月の残業は約200時間に及んだとみられる。
4月中旬出張先の東京のホテルで自殺した。(2016年10月20日 時事通信)
◎ つい最近電通の女性社員の過労自殺の労災認定の事件が報道されたばかりなのに
経営者側の監督責任はどうなっているのか、会社側に責任を問うだけでなく、政府の責任も
問いたくなる。原発再稼働によるコスト低減の背後に近隣の安全性の問題と共に
このような人命の犠牲が出る可能性を知っていながら労働強化を強いていたと推定されうる。
人命よりも経済効果優先の悲劇は氷山の一角に過ぎないと言わざるをえない。