7月14日 障害者自立支援協議会に出た障害者差別解消について
7月14日 日進市障害者自立支援協議会で出た障害者差別解消について
先月この支援協議会に出席したとき、障害者の人権擁護の学識経験者のT先生の講演会で話された
ことを少し説明され、障害者の親や、事業主の方々への啓発がなされたことは、私も大変有意義な
ことと思っています。最近になって国連の障害者の差別撤廃宣言が採択され、
その条約に批准しましたが、国内ではそれに関する法が遅れていて、130番目を越えて、後進国並み
の遅さで批准しました。 それ以来よく「障害者に対する合理的配慮」という言葉が色んな官公庁関係
から発信されています。この「合理的配慮」とは、今回のT先生のような立場からの啓発も必要ですが
逆に「障害者の目線から配慮すること」も不可欠と考えます。
障害者の方々は、年齢が進むともに、親子との対話は少なくなりますし、学校内でも対人関係で
いじめなどで悩みます。でも、「どうされたいのか」 「どうありたいのか」 「どうしたいのか」このような
ことなどを話す機会はなかなかありません。私は、上記の協議会の場で、ピアカウンセリングの
必要性を述べました。北区のあるNPOで私が個別にも、彼らだけの話し合いでも支援したことのある
Tさんに先輩としての色んな苦労した体験を障害者や父兄の前で話して欲しいと頼んだとき、
好意的な返事をしてくれました。ですからT先生とは異なった視点から障害者の見解を傾聴することも
「合理的配慮」の一考察として検討してもいいのではないかと考えます。
あるアスベルガ−の青年の父親と電話で話していたとき、「あいつは怠けている」いった際
つい反発したくなりました。彼と仲間の青年と話していた時、相手が「うつ状態の時、何もしたくない」と
いうと、彼も同感していました。二つとも二次障害に「抑うつ」があることを知っていました。
親も彼の通院に同行して知っているはずなのにと、痛感しました。
◎ 上記のT先生の講演会についての私見について、市の協議会の運営に関わる担当者に
打診したところ、私の見解に理解して頂いていると感じましたので、10月の次の会議までに
可能ならばT先生にお会いして意見交換をさせて頂きたいと思っています。