5月4日 不意を衝いて保育士の膝を蹴って靭帯損傷を与えたダウン症児の療育について

   5月4日 不意を衝いて保育士の膝を蹴って靭帯損傷を与えたダウン症児の

        療育について

       私が社労士として依頼されている市内のNPOの障害児支援の現場で起きた

       労災事故に関わっていて感じたことのブログです。

   先月の中頃、この事業所の障害児支援現場で、ダウン症の10歳の女児が68歳の

        女性保育士の左足の膝関節の裏を悪ふざけて、不意を衝いて強く蹴ったため激痛のため

        転倒し、靭帯損傷骨折の大怪我を負いました。役員のKさん(今月より理事長)によると、

        その子は、日頃は、その保育士とは良好な関係だったようですが、どうも同じグル−ブの

   男の子と仲が良く、何か新たな活動のため、編成変えで別々になったことに

   イラついていたようで、それがもとで今回の他害行為になった印象を受けました。

   (この辺のことは再確認するつもりです) 

   上記の事故の直前では、その女児が棚にある何がしかをとってとその保育士に

   依頼しておいて「ないよ」と振り向いたとき、ふいをついてけり。転倒したのを見て

   喜んでいたと、近くにいた別の保育士が証言しているとのことです。 

   今回のようなダウン症の子供さんの実例については、ある団体でいましたので

   その実態をある程度観察しています。しかし、今回のような他者に害を及ぼす例は、

   ありませんでした。

   その子の家族では、両親は勿論、兄弟たちがよく面倒をみていると友人から聞いています。

   その子の取り巻く環境が良好に働いていたことわかります。今のNPOでも今回の

   ような事件は、 初めてだそうで、私も一度指導現場を見学に行きましたが、

   発達障害児が人なつこくてとても職員に危害を与えるなど想像できませんでした。

    でもこのような大変手のかかる障害児を療育指導する特別支援学校、民間の施設では

   職員の方々は、障害児に対してどんな気持ちで接しているのでしょうか?

   私が若干調べた限りでは、何か犬、猫をしつけるように、力関係で支配する感じがする

   学校、事業所が多いような印象を受けました。ある若い女性の職員は、ダウン症児と

   接していて、年齢と共に体が成長すると、毎日のように叩かれると語っています。

   何か管理教育の学校を彷彿させるものを感じます。管理職が障害児をの人格を

   ないがしろにして力関係で抑え込む方針をとっていると、結局のところに鬱憤(うっぷん)

   のはけ口が弱いところにいく。

   それでは、障害児の人格に関わる療育など不可能で、人間としての成長など

   期待できません。トップも、一般職員も共に同じ目線で目標を見つめれてこそ、

   その事業所の障害児もともに成長できると信じます。(そのためには、弱い立場の

   いつも叩かれている職員を放置せず、先輩が色々とアドバイスしながら支えていく

   心遣いが不可欠と思います。私自身新任の時、良き先輩が指導して

   頂いて助けられた経験があります。

   ここでも、また、サンテグジュぺリの「人間の大地」の言葉を引用します。

   「愛するとは互いに顔を見合うことでなく、同じ方向を向くことである」

   「星の王子様」の著者のこの言葉の意味するところは、仲間同士の友愛の大切なのですが、

   その愛は、本来生身の人間にはないtが、神の愛(アガぺ−)が人間関係の関係回復の

   原点と彼は考えていると私は思います。飛行機が砂漠に不時着して仲間が死の恐怖を

   意識したとき相互の友愛が深くなることの描写があります。そんな時、彼は神を

   意識していたと痛感します。 

   職員間にいがみ合いがあると、障害児に対する愛など生まれません。

   最近の総務省の世界の先進各国と比較して、日本の15歳以下の子供の人口の全体の中で

   占める%が減少傾向にあり、その割合が12%で、世界の先進国の中では最低とのことです。

   健常者のみか、障害者も含めた教育に政府の関係者はもっと真剣に取り組んで

   頂くことを切望します。

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