3月4日 判例命令 新任教諭自殺「仕事が原因」公務災害と認定/東京地裁
3月4日 判例命令が 新任教諭自殺 「仕事が原因」 公務災害と認定/東京地裁
労働情報メ−ルマガジンより
東京都西東京市の市立小学校の新任女子教諭(当時25)が2006年に自殺したのは、
仕事上のストレスが原因だとして福岡県に住む両親が公務災害と認めなかった地方
公務員災害補償基金の取り消しを求めた訴訟判決で、東京地裁(吉田削裁判長)は
29日自殺は、仕事が原因だったと認め処分を取り消した。
判決によると女性教諭は06年4月に新任で同校に配属され2年のクラスの担任と
なった。4〜6月に児童の万引きなどのトラブルが相次ぎ、7月初めの頃まで
にうつ病を発症した。いったん職場復帰したが10月に自殺をはかって意識不明となり
12月に死亡した。裁判長は、「初めて担任を受け持った新任教諭にとって相当程度の
精神的肉体的負荷を与えて、出来事が短期間のうちに連続して発生し、職場の支援も
十分ではなかったと述べた。
その判決後父親は「娘に認められたと報告したい。次世代を担う子供達の育成の場に
過労死の問題を持ち込まないで欲しい」と話した。
◎ 私は、小学校の経験はありませんが、中学校の経験があり、この人と同様、大変苦労
しました。初めて1年の担任を持たされ、小学生のスリの名人(取り調べ中の警官の
財布を失敬する腕前)を使って集団万引きを働いていた中にクラスの男子が加わって
いました。また、こんな生徒がと思うような真面目そうな男子が空き巣に入るなど
ありました。
でも、私には何でも話せる良き先輩がいましたので、落ち込むことはありませんでした。
しかし、推測ですが、この女性の場合、多分周辺に悩みを打明けれる同僚などなく
また、クラスの生徒との関係も芳しくなかったのではないかとも思いました。
高校教諭になってからは、高2の女子生徒で倫社を教えていたクラスで
自殺者がでました。
教師仲間では、社会科の地理の教師がうつになり、私は、本人宅を訪問したことが
あります。
しかし、彼は、3年休職して職場復帰し、私が転勤した後も交わりがあり、子供さん
出生写真付きの手紙をみてほっとしました。