12月 17~18日 ビジョンはイメ-ジべ-ストの言葉で伝える 粟津恭一郎先生執筆

      12月17~18 日      ビジョンはイメ-ジべ-ストで伝える    粟津恭一郎先生執筆

                            コ-チAより配信  

       コ-チングの手法の一つに「ビジュアル化」がありますが、これは、相手が話を聞いて

       話し手が語っていることの イメ-ジを描き易くするように語り、質問により五感にも

       働きかけ理解と共感を得易くし モチベーションを促す方法です。究極のねらいは、

       being (どうありたいか  )と doing(どうしたいか)をリスナ-から引き出すことなのです。

       以下は粟津先生のアピ-ルの内容です。

       ビジョンを伝えるとき、私たちはどのような工夫をしているのでしょう。

       大企業のCEOはもちろん、何らかの組織の長になると、ビジョンをメンバ-に伝えなくては

       ならない場面があります。ビジョンの定義は様々むあり、ここでは短期間のゴ-ルも10年後の

       理想像も 「手に入れたい未来像」はすべてビジョンとすることのことです。

       伝えたいビジョンがちゃんと伝わったかどうかは、その組織の動きに大きく影響します。

       そのため、ビジョンはエグゼクティブコ-チングで必ず扱われるテ-マの一つとのことです。

       コ-チがビジョンについてクライアントに質問するときは、五感を刺激するような質問を

       織り交ぜてするとのことです。『その時あなたは、どんな表情をしているのですか?」

       『その場所ではどんな音が聞こえますか」

       「ビジョンを実現したらモノの見方はどのように変化すると思いますか」

        (こんな質問を受けるとクライアントの胸か゛わくわくしそうです)

        こうした質問を投げかける理由は、クライアントの行動を促進するためとのことです。

        人は具体的なイメ-ジが描かれることで、はじめてビジョンに向けた行動を開始するからと

        先生は述べています。

        卑近な例として「あの人と食事に行きたい」と思っているだけでは、そのビジョンは実現

       しないとのこと。どこに行くのか、いつ行くのか、どのように誘うのか、その時間で

       どのような会話がしたいのか、具体的なイメ-ジあって初めて「あの人と食事に行く」という

       ビジョンは実現に近づくわけとのことです。

       続いて先生は、もう一つ、コ-チがビジョンに対して五感を刺激するような質問をする大きな

       理由があるとのことです。 それはクライアントの中で具体的なイメ-ジが生き生きと描かれる

       ことで、その人のビジョンが『周囲にも伝わりやすくなるから」とのこと。

        つぎに興味深い研究を先生が紹介します。ハ-デュ-大学のシンシア・エンリッヒと

        バドラ-大学のホリ-・ブラウア-によるものです。

        エンリッヒらは、歴代のアメリカ大統領40人分の就任演説や就任後に評価の高かった

        演説を詳細に分析したとのこと。大統領が使った言葉に注目し、『イメ-ジべ-ストの言葉」

       (IMB)と『コンセプトべ-ストの言葉」(CPB)の2種類に分け、演説の中で登場する数を

       数えたそうです。

       IMBとは、『手を差し伸べる」「汗をかく」「耳を貸す」のように 五感を刺激し、具体的な

       映像が頭に浮かびやすい言葉です。

        一方CPBとは、『要求する」「努力する」「理解する」「考える」など概念を伝える

        言葉です。分析の結果、歴史的に高い評価を得ている大統領ほど、演説において

        IMBの言葉を多く使う傾向があることが分かったとのこと。

        このIMBの言葉を使うと五感が直接刺激されるので、CPBの言葉を使う場合よりも

       具体的な映像や音においてなど頭の中で想像しやすくなるとのこと。それによって

       話が伝わり易くなると考えられるとのことです。このような結果からエンリッヒらは

       IMBを使うことがビジョン浸透につながると 考えられるとしているとのこと。

       そこで「じゃあこれから自分もIMBを使ってビジョンを伝えよう」と考えるのは早計かも

       知れないとのこと。見たこともない映画を生き生きした表現で伝えようとしても

       無理があるのと同じで、自分の中のイメ-ジがないものにIMBを当てはめるのはむつかしい

       からです。

        リ-ダ-にとって、ビジョンを伝えることは、とても重要なことです。だからこそ組織に自分の

        ビジョンが伝わらない時には、「どうして伝わらないのだ」と焦ることもあるのです。

        しかし、うまく伝わらないのはもしかすると自分の頭の中でもビジョンが具体的な

       イメ-ジになっていないかも知れませんと先生は指摘します。

        IMBは自分自身の中でビジョンを五感で表現できるほど具体的で生き生きと描けるように

       なってはじめて自然と出てくるようになると先生は述べています。

       ビジョンを伝えようとする時に最も大切なことは、まずは、自分の頭の中にビジョンが

       実現した時の喜びに満ち溢れたイメ-ジを何度も描くことと締めくくっています。

       このことは、すでに述べられた「具体的なイメ- ジがいう生き生きと描かれることで、

      その人のビジョンが周囲にも伝わり易くなるから」に関係します。

       ◎ リ-ダ-が気負いすぎて、自分がみなを引っ張ろうとすると、一人相撲で失敗します。

        今自分の心境はどうなのか、冷静に内省するゆとりが欲しいと直感しました。

        このような立場の方々にとって貴重なアドバイスと直感しました。

 

 

 

お問合せ・ご相談はこちら

受付時間
9:00~18:00
定休日
日祝祭日

ご不明点などございましたら、
お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

お電話でのお問合せはこちら

0561-74-1003

担当:佐野(さの)

愛知県名古屋市・日進市を中心に活動する佐野カウンセリング社労士オフィスです。

当事務所では、職場や家庭などの人間関係、仕事の重圧などに起因するストレス、悩みに対するメンタルカウンセリング(認知行動療法を含む)を行っています。

また就労、解雇等労務管理上の法的クリア(コンプライアンス)や労働者のメンタルヘルス、労災事故から守る安全衛生対策などの指導、助言も行っています。

安心して気持ちよく働ける快適な職場環境づくりのサポ-トこそ私の使命です。お気軽にお問い合わせ下さい。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

0561-74-1003

<受付時間>
9:00~18:00
※日祝祭日は除く

  • カウンセリングの三つの支柱

  • 社労士としての業務

  • 事務所紹介

佐野カウンセリング社労士オフィス
佐野拓雄社会保険労務士事務所

住所

〒470-0115
愛知県日進市折戸町高松52-568

営業時間

9:00~18:00

定休日

日祝祭日