11月20日 長時間労働でJCB書類送検 役員ら4人 労基法違反容疑
11月20日 長時間労働でJCB書類送検 役員ら4人 労基法違反容疑
東京都港区 三田労慟基準監督署
時事通信11月19日より
大手クレジット会社JCBが昨年社員7人に違法な長時間労働をさせたとして港区の三田
労働基準監督署は19日労働基準法違反の疑いで取締役ら4人と同社を東京地検に
書類送検した。同監督署によると取締役らは昨年2〜3月本社勤務の社員7人に対し
労使協定で取り決めた残業時間の限度(月80時間)を越えて1カ月当たり約93〜
147時間の残業をさせた疑い。同社に対して過去10年間に複数回、是正勧告して
いたが、改善されなかったという。取締役らは違法な長時間労働を黙認しており、
社員等の残業代は支払われていた。
同社は「今回の事態を重く受け止め、適切な労働時間管理態勢の強化と法令
順守意識の徹底に取り組む」とコメントした。
▲ 私のコメント
労働者の心身の安全を保護するという観点に立って考えると、何となく監督署の甘さ
会社側のずるさに近いものを感じます。会社の常軌を逸脱する長時間労働の
「黙認」というよりも「悪意の黙認」を痛感します。法違反を知っていて金で
片づけようとする許し難い手口です。