27年9月18日 命絶った英会話講師 「持ち帰り残業の地獄 (産経新聞より)

    9月18日 命絶った英会話講師 「持ち帰り残業の地獄」 (産経新聞より) 

         ”辞めたい々と自殺願望のピ−クを迎えした” 平成23年に自殺した。

     元英会話学校講師の女性(当時22歳)=が友人に送ったメ−ルは、一向片付かない

     残業への焦りと嘆きが記されていた。「子供に英語を教えたい」と就職してから

     わずか2カ月余り。マンションの非常階段から飛び降り、自ら命を絶った。

     女性は何故自殺に追い込まれるまで残業に励んだのか?大阪府に住む女性の

     両親は、9月14日真相を明らかにしようと学校の運営会社に約9100万円の損害

     賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

            ▲ 明日になるのが怖い

     訴状や労働基準監督署の資料などによると女性は、大卒後の23年3月、子供

     向けの英会話学校を全国展開するアミティ−(岡山市)に入社した。英語を職業に

     しようと夢見て飛び込んだ世界。しかし、金沢校に配属されてまもなくレッスンを

     任されるようになり、要領をつかめないまま授業計画と教材作りに終われたとのこと。

     上司の女性マネジャーから「仕事の段取りが悪るすぎる。」

     「なぜあなたが配属されたでしょうね」など繰り返し叱責され、次第に心の余裕を

     失った。入社した当初の上司、同僚との関係がその後の本人の命運を左右

     します。上司が親切に指導したり、励ましたりして現場のOJTがうまくなされていたら

     本人の人生は変わっていたでしょう。私の場合、最初の中学では、管理職に派閥の

     関係で冷遇され、ストレスが溜まりましたが、隣の席の国語科のK先生に色々と

     教えられ、励ましを下さったりで助かりました。 この女性の場合、まさにパワハラ

     いじめ、嫌がらせで大分ストレスを受け、やり方も分からず孤軍奮闘していたようです。

     管理職のメンタルに関する安全配慮義務の欠如を痛感します。

     生徒の年齢が低ければ、教師の情緒の不安定さがもろに生徒に受けやすく、いかに

     授業のテクニックを駆使しても、生徒との信頼関係にマイナスになりますので。

 

     そして彼女は、友人や同期の仕事仲間に苦しい胸野の中を明かすメ−ルを送る

     ようになった。

     ▲  辞めたい々。学校に行くことが辛い。

        明日になるのが怖い。このままで本気でうつになりそう。  4月4日

     ▲  頑張っても ブランを書いたり、練習したりする時間がない。 4月5日

      4月30日〜5月3日の連休中彼女は大阪府の実家に帰り、本来なら休暇のはずが

      マネジャ−からは、連休明けまでにレッスンの教材作成と新しいレッスンの準備を

      しておくように言われた。画材と向き合い連日教材作りに励んだ。

      両親の弁護士によると残業の客観的な立証が難しい。自宅などでの持ち帰り残業を

      めぐり、企業の労務管理責任が問われる訴訟は珍しい。

      しかし、労働基準監督署が、昨年5月、もち帰り残業による過労とうつ病発症との

      因果関係を認める判断を下し、すでに労災として認定している。

      さらに、すでに述べましたように、会社を相手どって損害賠償の訴訟が両親から

     大阪地裁に提訴されてます。

          ◎ わたしの見解 ただ過労に起因したうつと監督署が認定するのでなく、もう一つ

      私見を述べましたように、職場の上司との関係、それに関わる会社としての

      メンタルヘルスの問題も含めた安全配慮義務違反の提訴が可能ではないでしょうか?

 

 

 

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