3月26日~27日  続心の折れない作り方

 

           3月26日~27日  続心の折れない作り方

 

   前回に続いて水島先生の見解ら紹介します。

   うるさくアドバイスや注意をしてくる人は、「現状はよくない」ということを強く感じている

   のです。そういう意味でもやはり現状が思い通りになっていない、「困ってる人」と言う

   ことができるとのことです。

   こちらのことについてアドバイスをしてしてきているのだから、その人自身が

   困っているのとは違うのでは?と思うかもしりませんが、そんなことないとのことです。

   人にはそれぞれの事情があるです。相手の事情を考えて見ようともせず、勝手にずかずか

   踏み込みんできて変えようとする人は、かなりル-ル違反をしているのです。

   そして、何故そんなことをするのかと言うと、「現状が我慢できないから」 「相手が可哀想

   過ぎてとても見ていられない」 「進歩がなさ過ぎて耐えられない」という形で「困っている」

     ので 相手を変えようとして、本来立ち入ってはいけない相手の領域に踏み込んで、うるさく

     言ってしまっているのです。本当は、「このことでこんなに困っているから助けて下さい」と

   いってくれれば、ずっと話は簡単で平和なのです。

   (親とか上司などは、どうしても片意地張って見下しているので素直な気持ちにはなれない)

 

       次に私が注目した「心の原則」は、『自信をなくしたときは、"衝撃"を探そう」です。

        この原則について先生は次のように述べています。        

       人は 思わぬ時にショックを受けると同じような反応をします。(反応を繰り返す)

       例えば人前で話す時に緊張の余りしどろもどろの発表になってショックを受けた人の

       場合、「人前で話すことを怖いと思うようになると同時に、自分はダメな人間だと

       という感覚を強く抱くようになります。」(自信喪失)

                その結果今まで特に気にしていなかったような自分の色々な欠点が級に目につき

       ます。 このような反応は、もともと自分を守るために人間に備わった能力

       なのです、と指摘されます。 

       一度ショックを受けると、人は、体と心は"もう傷つかないようにしよう"というモ-ド

       に入ります。(自己防衛) その結果「人前で話す」という機会を避けるようになり

       どうしても話さなければならない時は、「怖い」と感じ、人の顔色が過剰に気になり

       ます。(トラウマに支配されている感じ)

                    また自分に落ち度があったため、ショックを受けたことで自分の「ダメなところ探しを

       始めます。自分を完璧にしておけば今後傷つくことはなくなると思うからです。

 

       しかし、無理に完璧になろうとしても、「ここも駄目」、「あれも駄目」と欠点

       ばかりをみつけることになってしまいます。つまり自信がないという気持ちを積み

       重ねてていってしまうことになり、今までの自分を後悔したり、将来の自分を考えて

       悲劇的になったりもします。

          でも、このような感じ方は、「衝撃」を受けた時には、誰にでも起こり得る

       もので、じっとしていると時が解決してくれる、ということを知っておけば

       自己嫌悪や絶望といった「深堀」をしないでもすみます。

       例えば、肘をどこかにぶちつければ、しばらくは痛い感じがしても、しばらく

       たつと何の痛みも感じなくなる。衝撃を受けた時に感じる「怖い」「自信がない」

       という気持ちもしばらく我慢していれば、いつかは去ってくれます。

       でも、そこを「今までの自分の全部が間違っていた」「こんなダメな自分はちゃんと

       生きていけるのだろうか」などと深堀りしてしまうと、どんどんこじらせてしまう

       ことになります。ですから「衝撃をうけたな」と思ったなら、ただじっとして

       いればいいのです。 できれば信頼できる相手にその衝撃のことを話して

       慰めてもらえば早く回復できるはずです。以上が先生の見解です。

 

       ◎ 私の感じたこと  

         上記の先生の衝撃を受けた時の本人の負の反応に対しての対処の仕方について

         一般論としては、賛同できます。時が解決して自然消滅の話です。

         しかし、引きこもりのような弱さを持っている人々の心には

         トラウマとして残り、対人恐怖症がもろにでます。自閉症スペクトラムとか

         境界性パ−ソナリティの人などでは、特に新しい人に対して「つくり笑いの

         演技」をすると言っています。そのような衝撃のこと、人への恐れのことなど

         主治医、臨床心理士に話しても癒されないと、過日の引っこもりの集会で

         ある青年は語り、このような対人恐怖がいやされたのは、自分と同じ症状の

         人々と話していて恐怖が癒されたと聞いてとても参考になりました。

         家庭環境がよくて療育が良好の場合も癒し効果がかなり発揮されるのではと

         思っています。だから家族カウンセリングも大事です。 

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